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「海外で酒造を・・・」私が今注目している酒造メーカー株式会社スズラン・インターナショナルの試みを日本酒業界の状況を含めご紹介致します。 |
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・会社概要 |
| 会社名: |
株式会社スズラン・インターナショナル |
| 本店: |
岩手県久慈市侍浜町字本町第7地割50番地1 |
| 代表者: |
久慈修司 |
| 設立: |
平成12年3月1日 |
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・基本理念 |
| 株式会社スズラン・インターナショナルは人類の進歩と発展に貢献する事を第一義とする。株式会社スズラン・インターナショナルは基本理念の実現活動の一つとして、オーストラリアに世界一低コストの高級清酒生産拠点を建設し、美味しい清酒を世界に広める。 |
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2000年現在、約1800清酒メーカーが存続しています。そのうち、自分の蔵で製造している蔵が約1600強というところ。少々古いデータですが、下記は正確な資料です。はっきり言って200kl以下の蔵は残念な事にほどんどが実質赤字経営の現状です。
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| 一転、海外市場に目をやります。フランスは、人口が一億人に満たないのに、ワインの生産量は550万klを上回っています。更に驚く事には、フランスの年間ワイン輸出量が160万kl弱もある事です。また人口がたったの1800万人のオーストラリアでさえ、年間74万klのワインを算出しています。こうした現状を見ると、1億2千5百万人の人口を抱える日本で、同じ醸造酒で素晴らしい味覚の日本酒が年間消費100万klを割ろうとしています。その原因はたった一つ。原料米価格高と考えました。優秀な人材揃いの全国の清酒メーカーが、農業政策の煽りを受けてこんなに苦労するなんて、全くおかしな話です。 |
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| 国内の清酒でさえ余っている時になぜ我々は海外での生産を模索したのか、それは国内の地方蔵産清酒が売れないのは、消費者ニーズに応えていないからではないか。つまり今売れている酒は大手の安い大型パック酒であるが、消費者がほんとうに満足しているのか。本当は美味しいお酒を飲みたいと思っているのに違いない、ただ価格が他の酒類と比べて高いから手が出ないのではと我々は考えました。安くて美味しい酒を生産するには、原価の7割も現在占めている原料である米が安くなければなりません。現在の食管制度では海外の安いお米は輸入できません。輸入出来ないのなら生産をお米の安い海外でと考えるに至りました。 |
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海外での酒造候補地として考えられるのは米国と東南アジア(含む中国・韓国)そして豪州です。その中で韓国・東南アジアはイメージが悪く、中国は国情が不安と思われた。米国と豪州なら日本人にとってイメージは悪くなく。どちらを取るか迷うところでした。しかし蔵人の確保(酒造指導要員として)が容易な事と最需要期(10月から12月)までの期間が短くて済むことを考えたら、当然季節の反対な豪州が第一の候補に決まりました。実際に行き来してみて、時差の無い事がこんなに楽だとは想像できなかったことです。酒造りの鍵を握るのは米と水です。オーストラリアの米の多くは日本をルーツとしています。その中で我々が目をつけたのが、アマルーという品種でした。アマルーは米の中心部分が日本の酒造好適米のように比較的大きく、吟醸酒などの高級品を造るのに適していると判断しました。また、豪州のお米生産者一戸当りの所有耕作面積は約300ヘクタールで、米作だけでなく牧草等と輪作させているから農薬や肥料も少なくオーガニックなお米が供給されます。
水はアデレードでは水道水がそのまま飲めますし、醸造用の水の供給も十分だと判りました。 |
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アデレードはオーストラリアワインの最大産地バロッサバレーを控え、醸造に対するインフラが最高条件地です。機械設備の情報、ボトル、ラベルそして醸造に基本的な知識のある人材に至るまでとても条件が揃っている所です。最初に仙台領事David Lawson氏から候補地としてアデレードを紹介されました。小西酒造(白雪)さんのシドニー(郊外)工場の立地・気候を拝見し、アデレードは立地条件では満足できると考えられました。その後の折衝の中で南オーストラリア州政府やSA東京事務所の親切で好意的な協力と、テストプラントの場所を提供して頂きましたワイナリーのオーナーGeoff Patrittiとの出会いでアデレード以外は考えられなくなりました。
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